肥えた羊の製造過程

現実逃避が趣味の社会人の、ライブや映画や舞台の備忘録

5月6日、初回公演

爆音小僧旗揚げ2本立て
「ヒト斬り」「火ノ玉小僧」



友人が何人かおりまして。
お祝いがてら仕事帰りに見に行ったものの挨拶もせず帰宅して参りました(笑)
疲れてたんだよ…早く帰りたかったんだよ…雨降ってたし…。ごめんよ。


時代物、かな?テーマとしては

大切なもの、守りたいもの・生と死

おそらくこんなところだと思われます。
ものすごくおおざっぱに簡単に言うとね。



「ヒト斬り」

舞台は幕末。2人の男を中心に、生きるか死ぬか、何を大事にするのかを主軸に展開していきます。
方や、家族も何もかも奪われ、とある尊攘武士に拾われた何もない男ゲンサイ。
方や、その武士の兄弟子で写真家になる夢と自由を求める男コタロウ。
師匠に言われるがまま人斬りを続けることに疑問を持ち始めたコタロウは、写真家になりたいと告げる。
しかし、師匠の反応は…?!そして、ゲンサイとの友情は…?!


新撰組・沖田や池田屋騒動も登場。
沖田、凄いです(笑)
完全に逆イメージを狙ったキャラ設定!!濃い!!そして腹黒い(爆)
そしてちょっとキモい(褒めてます/笑)



「火ノ玉小僧」

舞台は現代。頼りない男の子と、呪いによって未だ存在している天草四郎が出会い、友情を育んでいた。
天草の姿は彼にしか見えない。しかし、次第にその呪いが解け始める。そこへ現れた呪いの守人・狗神の一族。呪いが解かれ見え始める天草の別の姿。彼は天草を救えるのか。何故彼にしか天草が見えないのか、彼が見る天草の夢との関係は…?


1本目の「ヒト斬り」と劇中でリンクして展開していきます。
現代と過去が入り混じった殺陣まわりは、結構うまく出来てます。




とにかく若い!!
そして終始テンション高め!!
いきなり上がってそのまま張りっぱなし。で、中盤手前でいきなり核心を突き、終幕までちょっと長めに幅をとって熱くぶちまけた後、どん、とエンディング。(個人的抽象的印象)
抜きの笑い・場面が少ないので、見ていて疲れる人もいるかもしれませんが。
話はとても分かりやすいです。
訓練されているほうだと思います。動きはどの役者もきれいに見えるし、見せ方も良いし。
細かくいえば気になるところはあるけど。

自分的にはまぁ満足でした☆


初日、金曜夜だけあって客席はぎゅうぎゅう。
それはともかく案内の仕方が良くなかったなぁ…

あと、主宰の彼はやっぱり役者よりも脚本・演出の方が向いてるんじゃ…?と彼の公演を観るたびに思います。
いえ、決して役者としての彼を評価しないわけではなくね。more better。




「お前のアンケート(感想)は毒吐きすぎてて怖いんだよ!!」
とは友人談 ←何度か舞台を一緒に観に行ってる。


………そんなことないよ…!!
帰りに寄った店で同じ舞台を見てた兄ちゃんらの発言のが毒々しかったよ!!

っていうか観客が演劇関係者ばかりの公演のアンケートほど怖いものはないと思う…
観るところ細かすぎて。っていうか揚げ足取り過ぎてて。




………俺か!!!!