肥えた羊の製造過程

現実逃避が趣味の社会人の、ライブや映画や舞台の備忘録

今年2本目。

中止になった公演の代替は狂言に決定しました。
2…3年振り?
超 楽 し み (^^)


今週はどうも仕事ですっきりしないことが多くて会社帰りに映画を見ました。
水曜日は定時退社日だし、劇場安かったし。
…ら、影響されてか翌日変な夢みたよ。。orz

クローンは故郷をめざす
及川光博初主演映画です。
…惹かれたのはそこだけじゃないよ?
ちゃんと話も面白そうだったから観に行ったんだよ?

そんな本作品の簡単なあらすじ。
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殉職した宇宙飛行士が被検体として合法的にクローンとして再生されるが
記憶障害を抱え少年期の記憶状態で蘇ってしまい、
自分の死体を幼くして死んだ双子の弟だと錯覚して母親へ届けようと背負い故郷を目指して歩く。
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妻役の永作博美さんが好演しております。
もちろん及川さんも繊細な表現をしております。
でも後味はあまりよろしくはないです。。
だって内容重たいし。(-"-)
まぁ途中「ぇえいやそれは無いだろぅ」と思う展開もあるんだけど(やっぱ解釈が難しいなぁ…)
ただ、ほんとに長回しのシーンとか映像はグッときました。カメラワークがいい。
どうも自分は映像詩的な作品が好きなようです(他人事)
あらすじだけだとSFチックなんだけど、「近未来」というのがとてもしっくりきます。
風景は懐かしいのに、存在は今を生きる人間から遠くなく、けれど現代では実現しない。
そうして扱う題材は「魂」です。
生と死の倫理の話ではなくて、魂の在り方の話です。
人が生き続けるということを見つめた作品です。

後半が結構急展開なのがちょっと残念だったかなぁ。