肥えた羊の製造過程

現実逃避が趣味の社会人の、ライブや映画や舞台の備忘録

11月と12月の記録。(追記済み)

 
=11月=
【映画】
自分が野村萬斎が好きってのもあるんですけど、まず、のぼう様の愛くるしさハンパない。
ひょうひょうとしていて、そして得体のしれない不気味さがあるのに人の懐に入ってくる。
憎めなくて民に愛される城主、というのを観客が感じれるかどうかが大切な作品だと思うので、
そのあたりは素直に、さすがに上手い、と感じたところでした。
そして彼に仕える脇がたまらない。
佐藤浩市の副将っぷりかっこいい。しかもべらぼうに強いんですよ。
ぐっさんも強いんですけど、佐藤浩市の役どころよりも野性的。
眼力がすごいです。目だけ3D。
敵方については、個人的に上地くんが好演してたなーという印象。
元々期待値が低かったというのがあったので、ちょっと狂気じみた感じがよかったです。
あと、市村正親豊臣秀吉のエグさな。
結構な勢いで人が斬られるんですが、農民も参加してる戦なので綺麗に斬られてるばかりじゃないため
そのへんが若干ぐろいかなぁ。
自分はそれよりもぼこられた後の中尾明慶の顔のがうわぁと思いました。

成宮演じる酒巻の空回りっぷりがほほえましい。。。
 

リンカーン 秘密の書
予想よりガッツンガッツン叩き斬ってた。
良く言えば「スピード感あふれる展開」なんですが、若干詰め込みすぎな印象。
これ本来はリンカーンの葛藤ってとても重要なところというかメインなんだろうと思うんですが
すっげー薄い気がした…。なんだろう。。。
どっちかというと戦闘シーンが前面にでてきてるからかなぁ。
あとどうしてもふつうの人間なのに強すぎじゃね?っていう感がぬぐえなかったです。
授業もしていないリンカーンの友人があんなに戦えるものなのか、とか、
何十年も修行をせずにいた年老いたリンカーンがそんなに動けるものなのか、とか。
 
 
【ライブ】
・温故知新フォービート/ラボラトリー・4@晴れたら空に豆まいて
笠原弘子(歌) 立木文彦(歌) 辻谷耕史(歌) 
谷川賢作(編曲・ピアノ) 鬼怒無月(ギター) 一本茂樹(ベース) 仙波清彦(パーカッション)
田所あずさ(歌)
 
ベテラン声優さんのライブです。
昭和歌謡曲と懐かしのアニソンをアレンジしたもの、という構成。
はじめてのチュウがたまらんです。あれかっこいい。
 
・『15年間の全て見せます‼オッサンからアナタヘ、愛と感謝のセクシーメドレー‼
   We are フェニックス発売記念、セクシーパンサーワンマンLIVE‼』@新宿MARZ
 
【舞台】
ジーモ・コーヨ!13回企画公演
「トロンプルイユ~ダマって私にダマされて~」
@下北沢 シアター711
 
舞台美術がとくに素敵。
開始十数分でおおよそのガイドラインが提示されるので、スムーズに物語を追えた、という印象です。
 大どんでん返し!みたいな展開はなかったですが、素直に楽しめました。
なんというか、終わってしばらくしたら、つくづくお坊ちゃんが可哀そうに思えてきて…。
あぁぁぁしあわせになってねー(涙)

=12月=
【映画】
・人生の特等席
 
かなり好きです。ただし、ものすごく地味な作品だと思います。
出来すぎる位に優秀な父と娘が物語の中心なのに、演出も展開も、そこに流れる空気も
ごくありふれた風景に近いまま流れていく感覚。
そこが好きです。ただね、そういう中だと本当に、優秀さが浮くんですね。
余談ですけど、エンドロールまで相手役がジャスティン・ティンバーレイクだと気付かなかったっていう。
向こうのひとの顔はいつまでたっても覚えられない…。
 
 
あの…主題歌、どうにかならなかったでしょうか…。余韻もなにもあったもんじゃ…。
感想としては「詰めが甘ぇぇぇぇぇぇぇ」って感じです。
そんなにグロさもない。ただ人が絶命して転がっていく。その淡々とした様は恐怖かもしれないけど、
あまりにバタバタと撃たれるので、それを考えるほどの余白がないような印象です。
そもそも個人的に三池監督作品って”全員主役”、というより”メインがぶれる”っていうイメージがある。。
 
【舞台】
しむじゃっく2012年本公演
『ママチャリ☆ロック2012』@中野MOMO

【ライブ】
・『ARASHI LIVE TOUR Popcorn』@東京ドーム
・「KinKi Kids Concert Thank you for 15 years 2012-2013」@東京ドーム